- アスペルガーは結婚しない方がいい?
- アスペルガーがあっても結婚する方法を知りたい。
アスペルガーが原因で恋愛に悩んでいませんか?
この記事では恋愛に悩む発達障害者に向けて「アスペルガーは結婚しないと言われる理由と対策」を解説します。
先天性の身体障害を持つ男性。障害者の恋愛や就職に苦労するも現在は大手企業の障害者雇用枠で正社員として働き、妻と子供と生活。公式LINEでは700名以上の障害者から恋愛、就活、副業に関する悩み相談を受ける。恋愛経験0でも最速3ヶ月で恋人ができる障害者向け恋愛マニュアルを販売中
アスペルガーが結婚しない方がいい理由


まずはアスペルガーが結婚しない方がいいと言われる理由を解説します。
理由は次のとおりです。
- 雑談が苦手で日常生活が続きにくい
- 相手をカサンドラにする可能性がある
雑談が苦手で日常会話が辛い
アスペルガー症候群の人は、他者とコミュニケーションを取るのが非常に苦手です。
相手の立場に立って気持ちを理解したり、その場の空気を読むことができないために、障害について何も知らない人達からは敬遠されがちになってしまいます。
雑談や日常会話でさえもままならない状態なので、健常者でも緊張することがある異性との会話のやり取りはさらに困難を極めます。
また、アスペルガー症候群ではある特定の物事にのみ強い興味やこだわりを持つ傾向があり、その物事の話だけを一方的に相手に話してしまうこともあります。
会話の内容ややり取りのバランスが崩壊してしまい、相手に不快な思いをさせてしまうことも珍しくありません。
異性とのデートが上手くいかない人はコミュニケーション能力を鍛えることで恋人ができやすくなります!



事前に台本を作ったり異性と会う機会を増やして場数を積むことでコミュニケーション能力を鍛える事はできます。
相手をカサンドラにしてしまう
カサンドラ症候群とは、パートナーや家族などの身近にいる人がアスペルガー症候群を発症しているため、その患者と適切な意思疎通や関係性を築くことができず、心的ストレスから様々な精神障害を引き起こしてしまうことを指します。
アスペルガー症候群は本人が苦しむだけでなく、パートナーにカサンドラ症候群を発症させて苦しめてしまう可能性があるので、結婚しない方がいいという意見があるんですね。
パートナーが感じる具体的なストレス要因は、コミュニケーションがうまく取れなかったり、こだわりが強いために日常の行動がパターン化されていて、それ以外の行動を頑なに拒否するなど、様々なものがあります。



そのために自分と相性のいいパートナーを見つけるのが大事です。
経済的に不安をかけてしまう
障害者の平均年収は健常者に比べて低い傾向にあります。
健常者の平均年収は400万円です。
一方で障害者は身体、知的、精神の障害によって多少の幅はありますが、平均年収は200万円~300万円と健常者よりも低いです。



健常者に比べて障害者の給料は低い….
人によってはこれに障害年金がプラスで支給されますが、年間で50万円~100万円なので元々の年収が高い人でギリギリ健常者の平均年収に近づくくらいです。
アスペルガーでも結婚はできる


ここまでアスペルガー症候群の方の結婚には否定的な意見が多かったですが、決して結婚できないという訳ではありません。
自分の障害をしっかりと理解し、異性との向き合い方を学んで実行すれば、恋愛や結婚も十分に可能です。
障がい者総合研究所の調査によると、配偶者有りの割合は以下のようになっています。
- 健常者:57.4%
- 精神障害者:34.6%
- 知的障害者:2.3%
アスペルガー症候群はある一定の状況下で症状が出るため、生活の広範囲で症状が出る知的障害ではなく精神障害や発達障害に分類されます。
上記によると、精神障害者は結婚において様々な困難があるものの、約3人に1人は配偶者がおり、データとしても結婚できない訳ではないことがわかります。
アスペルガー当事者の婚活体験談


ここからは実際にアスペルガー当事者の方にインタビューした婚活体験談を紹介します。
病気があると恋愛を諦めがちですが実際には病気があっても健常者と交際している方は無数にいます。
【アスペルガー】優しい雰囲気で笑顔が素敵な清楚系美女と交際できた26歳男性(420万円)
体験談を話してくれた男性のプロフィールは次のとおりです。


年齢:26歳
性別:男性
病名:アスペルガー
恋人ができるまでの期間:6か月
結婚相談所に費やした金額:約25万円
メッセージをやり取りした人数:15人
実際に出会った人数:7人
年収:420万円
職業:事務職
初デートの様子は次のとおりです。
- 初回デートは都会の落ち着いたカフェでのデートでした。
- 事前におしゃれすぎず静かで話しやすいカフェをリサーチし、駅からアクセスしやすい場所を選定。
- 待ち合わせはお店の前で、オンラインで容姿を共有し、スムーズに合流できるように結婚相談所のアドバイザーに配慮してもらった。
- デート開始後、自己紹介とお互いの趣味や休日の過ごし方について話し合い、映画の話題で盛り上がる。
- 好きな食べ物や旅行の話を通じて、相手の価値観や人柄を知ることを意識。
- 自分の病気について話し、大きな音や急な予定変更が苦手であることを伝え、相手が理解と配慮を示してくれた。
- デートの終盤で再度デートの約束をし、前向きな気持ちでデートを終えた。
この方は初回のデートで病気を伝えました。
- 自閉症スペクトラムの特徴を簡潔に伝えた
- 大きな音や人混みが苦手な点や予定が急に変わると戸惑うことがあると伝えた
- 自分の特徴を伝えると相手からは相手が理解し配慮する姿勢を示してくれ、相手の理解ある対応がとても嬉しく感じた
最終的に交際に至りましたが付き合いたいと思った理由は次の通りです。
- 最初の自己紹介や趣味の話で、お互いの好きな映画や音楽について盛り上がった。
- 特に相手も読書が好きで、おすすめの本について語り合えたことが印象的だった。
- 相手と一緒にいて落ち着けると感じた。
- 相手が聞き上手で、話を丁寧に聞いてくれる姿勢に安心感を覚えた。
- 自身の障害について前向きに受け止め、配慮しようとしてくれる姿勢に感謝。
- 価値観が近く、将来について同じ方向性の目標を持っていた。
- 信頼し合いながら関係を築けると思い、お付き合いを始めた。
最後に自身が思う恋人ができるためにやって良かったことを話してもらいました。
- プロフィールを丁寧に作成し、性格や価値観を正直に記載。
- 自分の長所や大切にしていることを伝え、相性の良い人とマッチしやすくした。
- メッセージのやり取りでは、相手のプロフィールをしっかり読み、共通点を取り上げて会話を進めた。
- 相手が話しやすい雰囲気を作り、返事のペースに合わせて質問ベースの会話を心掛けた。
- 無理に急がせたり、長すぎるメッセージを送ったりしないよう注意した。
- デートでは、無理をせず自分らしさを大切にし、自然体でいられる関係を築くことを意識した。
- 障害についてはできるだけ早い段階で伝え、理解してくれる相手を見極めることが重要だと感じた。
【アスペルガー】まじめな見た目の好青年と交際できた24歳女性(年収200万円)
体験談を話してくれた男性のプロフィールは次のとおりです。


年齢:24歳
性別:女性
病名:アスペルガー
恋人ができるまでの期間:5か月
結婚相談所に費やした金額:約8万円
メッセージをやり取りした人数:3人
実際に出会った人数:2人
年収:180万円
職業:自営業
初デートの様子は次のとおりです。
- 1度目のデートで音が多い場所が苦手だったため、彼が私に合わせて静かなカフェで朝食を取った。
- その後、彼が「今日はどこに行きたいか?」と聞いてくれたので、私は子供の頃に行った水族館に行きたいと答えた。
- 昼食後、隣町の水族館へ電車で向かい、初対面の異性との出掛けは少し緊張したが、彼は優しく会話を楽しんでくれた。
- 彼との会話では、家族や仕事、趣味について話し、私が音楽好きだが大きな音が苦手だと伝えると、「今度一緒にライブに行こう」と言ってくれた。
- 水族館では、魚を見たり、イルカとアザラシのショーを観たりして楽しい時間を過ごし、イルカのショーでは濡れてしまった。
- デートの最後に彼からイルカのぬいぐるみをもらい、嬉しい気持ちになった。
- デート後も、家に着くまでメッセージを交換し、連絡を取り続けた。
この方はメッセージでのやり取りの時点で病気を伝えました。
- メッセージのやり取りで事前に「自分は自閉症です」と伝えました。
最終的に交際に至りましたが付き合いたいと思った理由は次の通りです。
- 付き合う前は最初、メールのやり取りをして楽しく感じた。
- 子供の頃からコミュニケーションが苦手で、相手に失礼な態度を取ることが多かった。
- 結婚相談所で良い相手が見つかるか不安だったが、彼とのやり取りでは自分らしさを出せた。
- 初めてのデートやその後のデートでも、彼はメールと変わらず優しく、失礼なことがあればきちんと指摘してくれる人だった。
- 彼に対して「信頼」を感じ、数週間後に付き合ってほしいと言われ、付き合うことに決めた。
最後に自身が思う恋人ができるためにやって良かったことを話してもらいました。
- 自分がしてきて良かったことは「自分らしさ」を見せることだと感じている。
- 高校時代は自閉症であることを隠し、できるだけ「普通」に振る舞う努力をしていたが、それは辛かった。
- 彼と出会い、自閉症の自分を恥ずかしがらずに「ありのまま」に見せることにした。
- 彼に迷惑をかけたかもしれないが、自分の思いを伝えることを大切にした。
- 自分を偽らずに「自分」に自信を持って欲しいと感じている。
アスペルガー当事者が恋愛で成功するコツ


精神障害者や発達障害者の方が恋愛で成功するには、自分が持っている障害や病気の特徴を深く理解するところから始まります。
先述してきた通り、アスペルガー症候群はコミュニケーションが苦手、こだわりが強く特定の物事には異常な興味を持つが、他のことには無頓着などの特徴があります。
これらを踏まえて、少しでも恋愛で成功に近づくためのコツを考えていきましょう。
マッチングアプリのプロフィールに病気のことを書かない
アスペルガー当事者の中にはマッチングアプリを利用して異性を見つける方もいます。
ただせっかくマッチングアプリを利用しても上手くいかない方の多くはマッチングアプリのプロフィールに自分の病気を書いています。



プロフィールに病気のことを書くと不利になります。
マッチングアプリには健常者もいます。
その中で異性からすればプロフィールに病気のことを書いている人は敬遠しがちです。
そのため趣味趣向が合っている異性で実際に会えば関係性を築けた可能性があってもマッチングの時点で避けられます。
病気の事はプロフィールに書かず、まずはマッチングを優先して自分の魅了を相手に伝えることを優先しましょう。
病気の事は仲良くなってからの開示するのがベストです。
ただそれでもマッチングしない方にはマッチングに特化したマッチングアプリ「CoCome」がおすすめです。
24時間以内のマッチング率99%
まずは異性の友だちを作り異性との会話になれる。
日常会話すら苦手な人間が、始めから異性を恋愛対象としてアプローチを仕掛けようとしてもうまくいきません。
まずは、お近づきになれそうな身近にいる異性を友達として付き合ってもらえるようにするところからスタートしましょう。
そんな異性は周りにいないという人もいるかと思いますので、後で異性とのおすすめの出会い方などにも触れていこうと思います。
デート前は会話のネタリストを作って雑談ができるようにする。
デートで話すべき内容が分からずデートで頭が真っ白になる。
沈黙に耐えきれず相手の興味がない話題をしてしまいデートが盛り上がらない。
アスペルガー当事者の方からの恋愛相談でデートで何を話せばいいか分からず次のデートにつながらないといった結果に終わってしまう方も多いです。
デート中の会話に苦労する方は事前に話すべき内容や話題をまとめた台本を作っておきましょう。
ただ台本といっても会話の内容まで全て作る必要はありません。
あくまで事前に知っている相手の趣味や今までのメッセージのやり取りを振り返り相手が話しやすい話題をまとめておくだけです。
デート当日は紙に書いて持っておいても構いませんし、スマホのメモアプリに書いておきいつでも見れる状態にしておきましょう。
考えたネタを実際に会話に取り入れてみて、相手の反応を見ながら試行錯誤していきましょう。
第一印象が良くなるので身だしなみは整えよう
一つのことにこだわりが強く、興味のあることが偏りやすいアスペルガー症候群の人は、身だしなみに無頓着になってしまっていることがよくあります。
人間関係における第一印象はほぼ見た目で決まってしまうため、身だしなみには気を付けましょう。
恋愛において、尚更重要なのは当たり前ですよね。
ファッションの勉強をしておしゃれになりなさいと言ってる訳ではありません。
例えば男性なら以下の点に気をつけるのがポイントです。
- 頭皮や髪の毛は清潔か
- 眉毛、眉毛、ヒゲは整えているか
- 口臭や体臭は臭くないか
日ごろから常にこれらを意識して生活するのは難しいと感じる方は、デート前だけでも気を付けてみてください。
服装は個人の好みがあると思いますが、シンプルで新しめのものを身に付けることをおすすめします。
間違っても穴が開いていたり、汚れていたりするものを身に付けてデートに行かないようにしましょう。
身だしなみを整えるためには美容クリニックやダイエットスクールに通うのも有効です。
まとめ


以上が本記事の内容です。
記事でも紹介したように障害者に出会いが少ない理由はあります。
ただ出会いの数を増やすことで自分にピッタリの相手を見つけやすくなるため出会いの数を増やすことは大事です。
本記事で紹介したマッチングアプリや結婚相談所を積極的に使うことで出会いの機会を増やせるので積極的に挑戦してみましょう。